
©KAZUKO FUJITA
- ホテル・インフェルノ
- 藤田和子 /リンダ・ハワード
- 「どうやら君は能力者のようだな」男は凄みのある笑みを浮かべ、ローナに問いかけた――。ローナには生まれつき数字を先読みできる能力がある。それによりカジノを渡り歩いて生きてきたが、それをこのカジノのオーナーに一瞬で見抜かれるなんて! 愕然とするローナに男は傲然と微笑むと、ゆっくりと右手を広げてみせた。するとそれまで何もなかった空間に炎がゆらめいた!「隠さなくてもいい。僕はダンテ・レイントリー。特殊な能力をもつ一族の王だ」
- 安息の地へふたたび1
- 藤田和子 /リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ
- 「若い女性が殺された一連の猟奇殺人。それは実は、レイントリー一族のプリンス、ギデオンを狙って宿敵アンサラ一族が仕掛けたものだった! 死者と話し、雷をあやつる強大な能力をこれまで隠し続けてきたギデオンだったが、犯人との遭遇で傷を負った際、相棒の刑事ホープにだけはすべてをさらして見せてしまう。「君を求めることがいいこととは思えない。だが――」互いに惹かれていたふたりは自然に軀を重ねるが、アンサラ一族の手は着実にふたりに向かって伸びていた!
©KAZUKO FUJITA
©KAZUKO FUJITA
- 安息の地へふたたび2
- 藤田和子 /リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ
- 「完璧なスーツ姿に女が思わず振りむく端正な横顔。ホープは新しい相棒となった刑事、ギデオン・レイントリーを少し離れて見つめていた。小さなアパートの殺人現場で、彼は遺体のそばにうずくまり、まるで死者に語りかけるようにつぶやいている。手元のファイルによれば、ギデオンの犯罪検挙率はほぼ100%。…できすぎてるわ。まさか犯罪組織から不正に情報を得ているの? ホープが思い切って疑問をぶつけると、彼は静かに答えた。「僕は死者と話すんだ――」
- イヴが眠りにつくまで
- 藤田和子 /ビバリー・バートン
- マーシーは超能力者一族レイントリーのプリンセス。その圧倒的なヒーラー(治癒者)としての力で一族の聖地を守ってきた。だがある日、彼女の前に敵対するアンサラ一族の王・ユダが現れた。7年前、ユダは身分を隠したままマーシーに近づき、何も知らぬマーシーは美しい彼に求められるまま、幾夜も彼にその身をまかせた過去があった――。なぜ今、彼はこの聖地に現れたの? まさか、レイントリーとアンサラ、両方の血を受け継ぐ娘イヴを掟どおり殺しに来たの?
©KAZUKO FUJITA

- ホテル・インフェルノ
- リンダ・ハワード
- 「きみには予知能力があるようだな」カジノ・ホテルの経営者はオフィスに連行されたローナに言った。ローナは数字を先読みできる生来の能力を使い、カジノを渡り歩いて生活費を稼ぐ身の上だった。不正を働いてはいないが、今回は儲けすぎたかもしれない。それにしてもダンテというこの男は、いったいどういう人物なのだろう。即座に彼女の能力を見抜き、得体の知れないパワーで心の内を探ってくる。ローナは逃げ出したい思いに駆られながら必死に心をガードした。彼が卓越した超能力を持つレイントリー一族の長だとも知らずに。
- 安息の地へふたたび
- リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ
- その刑事の捜査方法は、実に奇妙なものだった。殺害現場で遺体のそばにうずくまり、まるで死者に語りかけるようにつぶやいている。ホープはその新しい同僚、ギデオン・レイントリーを少し離れて見つめていた。高級なスーツに身を包み、刑事には見えない雰囲気をたたえているが、高い検挙率を誇る優秀な人物だ。まさか犯罪組織とかかわって情報を得ているのでは? ホープは思いきって彼に疑問をぶつけた。するとギデオンはこう答えた――僕は死者と話せる、と。初めは冗談だと思ったホープだが、やがて信じられない出来事が……。
- イヴが眠りにつくまで
- ビバリー・バートン
- 能力を持つ一族同士として対立してきたレイントリーとアンサラ。にもかかわらずユダ・アンサラは7年前、マーシー・レイントリーと一夜をともにした。一緒に過ごしたのは束の間だったが、ユダの血は熱くたぎり、何度も求めずにはいられなかった。しかしユダにとってマーシーは、いずれ滅ぼすべき一族の王女。今、ユダはアンサラの王となり、マーシーと再会しようとしていた――彼女を自らの手で葬るために。だが、このときユダはまだ知らなかった。父の訪れを心待ちにする6歳の娘、二人の間にできた運命の子、イヴの存在を……。