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ナリーニ・シンNalini Singh

ナリーニ・シン

2004 年7月、デビュー作『シークにさらわれて』(D-1044)で一躍脚光を浴びた期待の新星。異国情緒あふれるホットなロマンスで読者のハートを鷲づかみ。2005年9月5日、第2弾『熱い契約』(D-1097)が発売。フィジー出身。福岡県在住。“火の国 九州”で情熱的な恋物語を紡いでいる。 物心ついたときから作家になりたかったナリーニ。子どものころ、空想にふけっていないときには、自分のアイデアをノートに走り書きしていた。あるとき、作家とは空想を仕事にするようなものだし、自分にはそれができると気づく。そのとき以来、将来就きたい仕事のナンバー1は「作家」になった。しかし、意外にも現実的なところがあった彼女は大学に入り、英文学と法律の学位を取得した(「空想屋」という仕事の口はそうそうないからだ)。 ナリーニは法律事務所にほぼ2年間勤めたあと、処女作を発売した。それは25歳になる前日に「天の声」を聞いたのがきっかけだ。法律家から作家へと転身するときが来たのだと(もっとも何人かの友人は、彼女がいわゆる「クォーターライフ・クライシス」なのではないかと疑ったが)。しかしナリーニは、生涯の夢に正直になろうという決断に大いに満足している。21世紀はクールで洗練された時代、ロマンスなど野暮ったいかもしれないけれど、彼女は愛、希望、そして永遠を信じている。それらがなければ、この世は氷のように冷たい場所になってしまうから。ロマンスを賛美する作品を書くことがナリーニの喜びなのだ。 これから数年間は、気の向くままに執筆し、世界中を旅行するつもり。短期間でよいから別の国にも住んでみたい。ナリーニに言わせれば、それも作家の「創作の糧」。 ●インタビュー● ◆書くこと、読むことについて…… Q.作家であることの魅力は? A.「探求」の自由。自分自身で課さない限り制限は一切無し。わくわくします。登場人物に激しい感情を持たせることも好きだし、頭のなかで描いた人物を文字にし、彼らに会話をさせることも好き。実際には作家であることのすべてが好きなんです。そう、間違いありません。 Q.嫌なことは? A.ありません! 上の回答を見てください。 Q.小説を書くときにお気に入りの舞台や設定は? それはなぜ? A.デビュー作『シークにさらわれて』は、私が創作した国、ズーヒールが舞台。エキゾチックな美しさや独自性のある設定が好きです。「日常」を舞台にしたストーリーにありがちな限界を破ることができるから。つまり、ズーヒールの男女の行動規範は現実の国のそれとは違うのです。 Q.お気に入りの自作は? A.『シークにさらわれて』--最初に発売された作品ですし、私にとってはつねに特別な意味があるでしょう。 Q.最近のハーレクイン社シリーズロマンス、MIRA BOOKSで自作以外のお気に入りは? A.お気に入りの作家はたくさんいますが、MIRAで好きな1冊は『ムーンライト・ローズ』(シャロン・サラ)。この小説の感情面のインパクトは強烈で忘れようがありません。 Q.愛読書は? A.『誘惑の湖』(リンダ・ハワード) Q.これから作家になろうという人にアドバイスを。 A.自分自身とその作品を信じること。自分を信じてさえいれば、拒絶されようが立ち上がることができます。それがあれば、本質的に孤独な努力でも続けることができます。どんな障害があってもあきらめないという強い信念が必要。頑固さや強情さも正しく使えば美徳になります。 Q.書き始めたのは? A.8歳くらいのとき、同じ短い物語を英語とヒンズー語で書かなければならないことがありました。ヒンズー語の上達のためだったと思います。そのおかげで私は英語が好きだと気づいたのです。そのとき蒔かれた種が思春期に芽を出し、私はあるSF小説を書きました。目から殺人レーザーを放つことができる王子の話です。このSFにもロマンスの要素は盛り込まれていました。なぜって、王子の真実の愛以外にその恐ろしいレーザーをコントロールできるものはないのですから。 その後も気が向けば短編を書いていましたが、18歳の夏休みに、ハーレクインのロマンス小説を書けるはずだと思い立ったのです。そのときの最初の不採用通知をいまでも持っているのは、いうまでもありません。けれども、私に強い意思が足りないという人は誰もいませんでした。不採用通知で壁紙がつくれるほどの数になりました。でも、素敵で素晴らしい採用通知も手にすることができたのだから、そんなすべてがムダではなかったのです。 Q.ロマンス作家として最大の目標は? A.年を経るごとに作品も成長させたい。新たな領域にチャレンジしたいし、それぞれの作品をユニークで活気に満ちたものにしたい。すべての作品が読むべき価値を持つように。 Q.では課題は? A.ロマンス小説は(特に女性に)大きな夢を与えられるもの。でも、だからこそ多くの人に悪く言われがちなジャンルでもあります。私はロマンス作家であることが好きですから、作家そして女性としての自分自身へのチャレンジとして、ロマンス小説の地位向上に努めたい。 Q.作家として最大の喜びは? A.無から何かを生み出すこと。私が書いた言葉によって、誰かがどこかで私とともに微笑み、泣き、笑ってくれること。現実の世界から、愛こそが変わらぬもので、必ずハッピーエンドが待っている世界へと、わずかな間でも彼らを誘うことができること。 ◆ロマンスについて…… Q.最高にロマンティックな食事とは? A.私が料理した以外のもの!(真面目な話) Q.好きなロマンス映画は? A.『レディホーク』 Q.好きなロマンス音楽は? A.『ラスト・キッス』(パール・ジャム) Q.読者がロマンティックに暮らすためのアドバイスを。 A.ほんのちょっとしたことが最大の喜びを与えてくれることがあるのを忘れないで。玄関での不意打ちのキス、込み合った部屋でのさりげない視線、寒い夜に分かち合う1杯のコーヒーなど。ほんの一瞬のことかもしれないけれど、こうした瞬間を大切に。私にとっては、こんなちょっとしたことが本当の親密さをもたらしてくれます。 Q.これまでで最もロマンティックだった場所は? A.私が生まれたのはフィジー、とてもロマンティックな場所です。そこにあるのは熱帯の暖かい空気、そよぐヤシの木、ただの街路をも楽園の道具立てに変えてしまう、そよ風に乗って運ばれてくる海の香り……。 ◆自分自身について…… Q.書くこと以外に欲しい才能は? A.歌の才能。 Q.尊敬する人は? それはなぜ? A.母です。愛情に満ちた強い女性だから。また、誠実や希望が時に軽んじられる世の中にあっても、そうしたものを持つ人間になることはできると教えてくれたから。 Q.「大好きなこと」をひとつ教えてください。 A.申し分のない紅茶を飲みながら体を丸めるように寝転がり、空想にふけること。かつては試験勉強の合い間に空想のための休憩をとっていました。今となれば、作家になるための訓練を積んでいたのだとわかります。 Q.男性に求める資質とは? A.誠実さ。 Q.ずっとやりたいのに、やってみる勇気がないことは? A.スカイダイビング。おばあちゃんになってしまう前に、いつか挑戦します。 Q.作家でなければ何をしていましたか? A.本当に、本当に意気消沈した人。 Q.時間があるときの過ごし方は? A.家族や友人と過ごしたり、(もちろん!)読書をしたり、アウトドア・スポーツを楽しんだり、執筆をしたり……。書くことは大好きなので仕事だとは思いません。それは神様からの素晴らしい贈り物です。

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