女神は本当にいたんですね。　 正体が分かった時に自然と涙が溢れて来ました。 ヒロインも真っ直ぐでヒーローは誠実で、ぐいぐいと話に引き込まれました。 他シリーズの話も読みたくなりました。

法律を遵守する気迫は感じられなかったけど、恋に落ちた二人のドキドキは伝わりました！そしてあのボイスレコーダーには泣けました。 あちらで二人がハッピーエンドになっていたらいいですね。

出会って2週間だもんねぇ。 会社を取るか彼女を取るかと言われたらそりゃ従業員の生活もあるし会社になるわな。 まぁ、結局は政略結婚出来ず大変な事になる訳ですが。 出会ってまだ短い二人に訪れるたくさんの試練。 それが二人の絆を強くしてくれましたね。 ラストはヒロインママが自ら全て解決してくれましたが、ヒロインがママに頼らずヒーローにも母の存在を言ってなかったのが、良いなと思いました。

関係のない第三者がしゃしゃり出て 制裁をしてやろうと言う時点でかなりおかしい。しかも自分自身が立ち直ったと証明するためにもとか、大義名分まで作り上げていてかなり怖い。 一歩間違えばただの危ない人なのに ヒーローは何故愛するようになったのか謎。　

読み終わってから「いつの間に好き同士になってた？」と読み返さないといけないほど淡々と話が進む作品でした。 ハーレーは基本的にハッピーエンドが前提で、ラストよりも過程が重要だと思うのでキャラの心情をもっと掘り下げてセリフか表情で表現するとかが欲しかったかな。 あと「避妊はしないそれが俺の気持ちだ」ってセリフに誠実さを感じるのは無理がないですか？ だったら先に結婚して彼女を安心させればいいのでは？ なんかとんちんかんなヒーローでした。

ずっと読みたかった作品でした！ 感想としては期待以上と言っていいでしょう。 金持ちも貴族も出てこない普通(見た目はゴージャスですが)の二人が出会い、恋に落ちる物語。 ヒロインに一目惚れしてガンガン攻めてゆくヒーロー、現彼氏がいながらヒーローに心引かれる事を認められない真面目なヒロイン。 そんな二人を繋ぐ間違い電話でのホットな関係。 その秘密はいつバレるのか？ その時二人はどうなるの？？と 二人をドキドキハラハラな気持ちで応援しつつ進むストーリーはほんと楽しめました。 そしてあの館内放送でのヒーローのセリフはまさにハーレーならではですね。

好きなのに嫌いな態度を取ってみたり 妬かせるように仕向けてみたりと 揺れる女心に共感しまくりの作品でした。 始めこそは弟とくっつかせるつもりでヒロインを変身させたヒーロー。それがいつの間にか自分が惚れてしまった、なんてハーレーではよくある設定ですが、ヒーローが理性と本能との狭間で苦しむ様子はヒロインを大事に思えばこそなんだろうなと思いました。

温かい家庭を作りたい、 でも男の言いなりにはならない、 だからベストな道を探すべく実家に帰り出産して一人で育てるはずだったのに、産んだ途端「一緒に暮らしましょう」なのはなんか腑に落ちないと言うか。 この作家さんにはいつも「おいっ！」と突っ込みたくなるけど、ある意味そこが癖になる感じです。

記憶喪失状態とは言えストリッパーとかお金で買われた女とか、置かれた状況に順応し過ぎじゃない？ その辺ちょっと腑に落ちないけど、 絵柄が綺麗でストーリー展開がうまいのでそのまま読めちゃう不思議さ。 それにしてもヒロインは犯罪によく巻き込まれる人だな。

コンピューターにさんざん個人情報をインプットして、決め手は名前を書いたもの同士っておばさんは何を表彰されたのか？ おばさんはストーリーのキーパーソンな割にシステムとの関連性が欠けていたのが残念。 それ抜きなら幼なじみの二人の再会、そこからのハッピーエンドと言う展開には普通にオッケーかな。

ヒロインが常に不機嫌でヒーローに反発をしているので読んでいて楽しいものではありませんでした。 それだけの反骨精神があるなら もっとしっかりした人格かと思いきや 気分で行動して怪我をしたり。 あと線が多くて読んでいて疲れました。

いつも何かを演じていた二人に取って 本来の自分に戻れる相手。 それがお互いの存在だったんですね。 人生に違和感を感じいた二人がいろんな意味で解き放たれて幸せを掴む形でのハッピーエンドが素晴らしかったです。 ストーリー展開、絵の上手さと安定した作品でした。