シングルマザーと妻子を亡くして心を閉ざした弁護士のお話です。ドラマティックな展開はないけど、どこにでもいそうな、際立った個性がないヒロインが身近に感じられます。最後から２～３ページの２人の会話がいいですね。子供がまさにキューピット役でした。

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私が一番好きな著者さんなのですが、この作品は絵の雰囲気もテンポも少し違うかな。ストーリーは途中まで丁寧に描かれているけど、ラスト近く、ヒーローがなぜ独身主義でなぜ子供嫌いか、それを撤回する程の何があったのかわからずついていけませんでした。（だって普通にヒロインと別れてシカゴに帰るつもりだったよ？）理性を失った状態で勢いで結婚した感じ。ほんとに大丈夫？ハートは著者なのでひとつおまけです

ヒロイン・ヒーローのキャラ、ストーリー、設定等々、特に珍しいものではないのに、何故かひきつけられる作品です。原作が良いのか(未読)佐柄先生のアレンジがすばらしいのか。例えが悪いですが、見慣れた食材で見たこともない美味しい料理を作って並べられた－そんな印象を受けました。良い意味で大いに裏切られる作品です。

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映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」に似た設定だと思いました。しかし、ストーリーは別物で、お互いに自分の気持ちに気づき、徐々に向き合っていく様子がとてもキュンキュンします。 絵もとても素敵で、うっとりしました。

長女のブランディの話はとても面白く、次は二女か・・と思いきや突然孫？のサラの話しも絡んできて？？？ 頭混乱です・・。 原作の絡みもあるのでしょうが、サラはサラで二女は二女で話を整理したほうが良かったかも。あと、ヒロインをもう少しかわいくしてほしかったな・・。

あとがきに書いてありましたが、コレが著者のＨＱデビュー作だったのですね。私は彼女の作品は基本的にどれもあまり好きになれなかったのですが、この作品は二人の顔も他作品に比べて一番綺麗で、二人の会話のテンポも上滑りしてなくて疲れませんでした。とにかくヒーローがイイ！適度に誠実、適度に強引で適度に優しい、適度に大人で適度にお茶目。こんなバランスの良い男性は素敵ですね。

この漫画家さんは独特な雰囲気をお持ちで、最初はテンポよく読めなくてちょっとイラっとするのですが、慣れてくると、そのワールドに酔うのも悪くないなという気持ちになってきます。お話は、頑ななヒロインの心をヒーローがちょうどいい強引さでほどいていく過程が楽しめます。

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ヒロインの言動がすごくイイです。ヒーローも良いのだけど、ちゃんと自分で生きるって事を知っているヒロインがカッコイイ。きっとこの後は楽しい事になりそうだ！って思います。困ったキャラもいるけれど修正が効かない程ではないし、今回の事がお互いにいい距離を持てて良いんじゃないかとか、先のことを余計なお世話で考えちゃいました。

冷静に考えると最初の設定に無理がある気がします。ヒーローの気持ちも初めはそんな風に思えないような態度でしたし･･･でもそういうのを差し引いても主人公二人がとても素敵で、美男美女のラブストーリーに惹かれました。特に二人のやりとりは後半に行くにつれ気持ちに正直になっていって、夢見るHQの世界で良かったです。

とんとん拍子に話しがすすんで、あっというまに結婚だのだましていただの、最後はありがちな、ヒーローが実は本当にヒロインを愛しているんだの決めぜりふ。でも？？？になってるヒロインと一緒でヒーローの愛情を感じるシーンがほとんど見られないので、物足りなさが強く残りました。絵はきれいなのに、ちょっと残念。

絵での評価が低い漫画家さんですが一応ベテランの先生なんですよね。20年以上前に別ペンネームで少コミに描かれていた頃は絵はもっとかわいくて男子(笑)もカッコよく、ストーリーも好きだったんですが…　絵が変化していくのはわかりますが、大人向けに顔を伸ばしてとんがらせてみたんでしょうか？

いやぁ、良かった！と涙ぐむような気持ちで読み終えたはずが、気がつくと頭の中にアルパカが(笑)いい話だなぁと思うし 良かったなぁと思うけど、冷静になって考えると萌えが一杯！？執事さんかっこいいし、王子はラブリーだし、アルパカだし……。どうしてアルパカがこんなに可愛いんだっ。あれ、ヒロインとヒーローは…？いや、二人も素敵でしたよ。えぇ、素敵でした。でもアルパカ可愛い…（エンドレスにつき強制終了）

いつも関心する位、とても上手い絵の漫画家さんですが、原作とも、とても合っている（自分の物にしている）と思います。強くてけなげなヒロインはともすると自己満足に見えたりしますが、まりとサンが描くと全然嫌味がありません。いつもながら、とても良いお話をありがとう。

ＨＱに多いシークレット・ベビーの話ですが、大好きな展開です。憎しみあって別れたわけじゃないし、よりを戻すのは時間の問題だったけど、それでも、ワクワクしました。冬の海に面した崖なんてホントに寒くて厳しそう。でも、それが2人の過去を揶揄しているようでイイですね。

ヒロインはヒーローを精神的にも肉体的にも奮い立たせることができましたね(笑)　ヒーローの癒しになるだけでなく、勇気と希望を与えてくれるヒロインは素晴らしいです。マッサージだって効くし…　ヒーローにとってこれ以上の奥さんはいませんね。

ドロドロとした内容もなく、さらっと読めました。早いうちから好きという感情が現れた点が、最後を予感できたので少し物足らない感じがしたかな。ただ、主人公達の表情がとても素直に表現されていたので、読み終わった後の幸せ感は思った以上にありました。

ヒーローの外見がものすごく好みでヒロイン同様ポワ～ンとなってしまいました。中身もＨＱにありがちな傲慢・プレイボーイでなくて誠実で紳士的、勘違いで怒っているのはいただけませんが父親への愛情ゆえでしょうしね。理性の強さにも感心です。

お互いに惹かれあって愛しあって、それでも立場のために大切なことを我慢しなければいけないのは辛すぎる。。。HQにありがちな自分本位なヒーローではなかったのでホッとしています。お母様も優しかったし、我慢しなければ簡単にハッピーになれたのでは？なんて思ってしまったのはいけないでしょうか苦笑

ヒロインのビフォアがモッサリしすぎている気がしますが、アフターを際立たせるためなのかと思います。ヒロインの自己犠牲の精神は愛情深さゆえかと思うと胸が詰まりました。伯爵の氷が完全に溶けましたね。それにしてもレティシアの意地悪は多岐に渡りますな！

初めはヒロインにぜんぜん魅力を感じなかったのですが、なぜかどんどん綺麗だと思うようになり、素敵な女性だなと思うようになっていました。なのでヒーローにすごく共感できました。ヒーローが眠れなくて朝までベンチで考えているシーンが個人的に好きです。

傲慢系の男子がお好みの人は自分がその立場に立ったことがないから・・・と考えてしまうのですが・・・。実際にこんな男がいたら張り倒してやりたいです。セクハラ、相手の気持ちを考えない、無責任、欲望のままに自分本位だし自分勝手、結局自分が一番かわいくて大切なんじゃん？と怒りしか沸いてきませんでした。おじい様とおばあ様だけが救いです。

あれ？おもしろかったと思うんだけど、どうしてこんなに評価が低いんだろう？人間関係はちょっとわかりにくいです。ヒーローも出会った当日はメチャクチャ感じ悪いのに、翌日、出自の謎を聞いたらコロッと態度を変えてしまって。もともと、ひとめ惚れしてて、諸事情から心にブレーキをかけてたってことかな。よくよく考えれば、犯罪がそこかしこにあって穏やかじゃないけど、不幸なヒロインが幸せになって良かったです。

ストーリーに無理がなく、スッキリとまとまっています。１作目のお話は、一番つらい時にここまでつき離される（１８ヶ月とはかなり長いし、偶然会わない限りこの先もヒーローがヒロインとコンタクトを取ったかとてもアヤシイ）と、普通はもう会いたくもないと思うのでしょうが、ヒロインは優しいね。ま、子連れだし、お金の心配が全くないゴージャスな生活をこれからできると思えば、そういう意味では私でも許すかな（笑）。

著者さんの絵がやはり少女漫画っぽくてかわいらしさ全開でしたが、ストーリーにあっていたので良かったと思います。でもどうしてもヒーローの「上流階級」に対する卑屈さがちょっとウザかったかも・・・。そして娘と母親の関係も呼んでいて共感できるところがあって良かったです。

最後まで読まないと勿論結末は分りませんが、やっぱりこの一巻のほうが盛り上がり方が凄いです。映画のように迫力はある。グラディエイターのような筋肉りゅうりゅうのヒーローと１７才なのになぜか色っぽいヒロインのベッドシーンが露骨そうでいやらしくなく、綺麗に描かれてます。展開が速いので一気に読めますが内容は薄くないですよ。

すごく素敵なお話でした。ヒーローの過去もヒロインもきっと重いものを抱えているはずなのに、ヒロインの一途で素直な心で二人の空気がすごく優しく見えました。著者さんの絵も好きです！特に悪者も悪く見えない容姿・・・・苦笑。結婚で終わり、ではなくその後のお義兄さんのところでのエピソードも◎。すっかり夫婦になっている二人はとてもかわいらしかったです。

麻生歩先生の描く赤ちゃんや幼児はプクプクでかわいいなーといつも思います。ヒーローの国に対する義務感は鉄のように強固というか融通利かないヤツと思いきやクルっと変化したので少々拍子抜けしましたが、そうでないとハッピーエンドにならないですしね。