看護師のヘイリーと妻を病で亡くし、息子トムも闘病中の小児科医カラム。 オーストラリアのブリスベンを舞台にトラウマを持つ二人が悩みつつ惹かれ合う様子が〇。ヘイリーが過去の罪悪感を解消しようとする方法が結構アレでしたが無事解決して良かった。カラムの息子トムが大変可愛いです。

謎が多かった元CIAのチームリーダー、グリフと弁護士のクレア。 ロマンスだけれど表紙のような甘さは無く、しかしそれが良い！な緊迫感のあるロマサスでした。

90年代、町の小さなラジオ局を舞台に個性的な人物たちのドタバタと軽妙な会話に社会問題もピリッと効かせ、紙箱入りの中華が食べたくなる素敵なロマンスでした。 訳ありな新人DJのチャーリーと仕事の虫なプロデューサーのアリーの二人がとっても可愛らしくて、さすがジェニファー・クルージー。

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取り返せない過去を悔いつつ漂泊生活を送る裕福なヒロインと、リゾートに勤めるアウトドア系Dr. 穏やかなスモールタウンもので、最初はヒーローの思考・言動にかなり引っかかったのですが、物語が進むにつれお互いに配慮や同意をきっちりできる人になっていくの良かった。 ヒロインはちと悩み過ぎでしたね。

訳あって死んだ兄と入れ替わった双子の弟。 恋焦がれた兄の妻は出産間近な上自分を夫と信じて疑わない上、当時の義理親族は結婚できない。 ここからどうやってハッピーエンドに！？という波瀾の展開が相変わらず読ませる一冊でした。 放蕩者の皮が剥がれ、隠していた本当の姿がむき出しになっていくヒーローと、降って湧いた悲劇に打ちのめされつつも真実を知り、夫の死を受け入れ立ち直っていくヒロインの造形が良いですね。 ロマンス小説としてはだいぶ特殊な設定ですが、そこをエンタメとしてじっくり書ききったロレイン先生本当に好きです。

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クリスマス短編。生育歴のため周囲に素直になれない消防士クリスティーナと、彼女を追い続けるも変らない態度に疲れを見せる救急救命士のダスティン。 お互いプライベートでは色々揉めつつも、救命現場ではきっちりプロフェッショナルな良いコンビでした。 だいぶぶっきらぼうなヒロインなのでもっとラフな口調だとよりぴったりだったかと。

娘が巣立ったバリスタのグレイスと人気作家のノア。 娘のおせっかいで始まった40代での新たな恋に、今までとは変らねばとそれぞれ悩みながら模索する二人の心情が細やかに描かれていて良かったです。 ネット越しにグレイスを応援するチャットルームの友人らH/Hを囲む人々も素敵でした。

悪質な連続婦女暴行犯を追うというシビアな展開だけど、事件解決に邁進する一見軽薄な色男ラッキーと人情派の記者シドの組み合わせが魅力的でした。 スーザン・ブロックマンは全くタイプの違う二人が相互理解を深める描写が本当に上手い。 そしてレイプという重い題材に対しても真摯に向き合っていると感じられる大変良い作品でした。

長らく親友の妻に焦がれていた海兵隊のウェズと養子を育てる看護師のブリタニー。 色々問題を抱えるウェズを受け止めるブリタニーの包容力の深さに感動。 ラストのロマンスは勿論、依存症や性暴力等の社会問題に加え人の持つ弱さと強さを様々な角度から描き、更にサスペンス要素まで山盛りかつ一気に読ませる面白さ。 もう全人類はスーザン・ブロックマンを読もう。

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親に売られた自分を卑下しながら生きる未亡人のローラと医療に全てを捧げる海軍軍医のフィレモン。 ナポレオン戦争下を舞台にずっしり重い話ですが、前作『灰かぶりの令嬢』のキャラクターたちも登場し大変読み応えありました。 子供を産む道具として扱われ深く傷ついていたローラが、妹ナナやフィレモンとの出会いで自分にできる事を見いだし、自分自身や戦争に立ち向かっていく様子が心に響きました。このシリーズはロマンスですが医療・戦争小説の側面がより強い作品だと思います。

のわき先生のヒストリカルは衣装がバランス良く描かれていて好きです。 世間知らずだけれど正義感の強いヒロインが一連の出来事やヒーローとの交流を通して大人びていく様子が素敵でした。 そしてヒーローのお父様格好良いですね！ 原作はタイトルが違いますが「聖夜に愛して」です。

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前半はちょいドジな艦長ヒーローとお人好しヒロインののんびり日常系。 お互いが好きあっていく模様が丁寧に描かれていて説得力があります。 周囲を取り巻く人たちも優しく魅力的。 華やかな展開を望む人には肩透かしかもしれないけれど、きっとこんなカップルが実際に居たかもと思わせる、リアルさがある良いお話でした。 作者は戦時中の軍人の妻になる難しさを書きたいのかな。未訳の別作品でも同様のテーマが出てきます。

原作大好きなのですがコミカライズは難しいだろうなと思っていましたが実現！ ハーヴァードとP.Jをハレコミでも読めて嬉しいです。

ジェットコースター展開で他の方と同じく「ヒロインの話を聞けー！」となりながら読みましたが、後味すっきりで素敵な読み心地でした。やはり荻丸先生の心情描写は良いですね。

H/H共に医療に尽力する姿勢がとても素敵。ヒーローは感情が分かりにくいタイプですが、患者に対して真摯だからこそ、その中でふとした瞬間に垣間見える表情が際立つなあと感じます。 モブの方々も短い出番の中でそれぞれの人生を感じさせる造形でうなりました。

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相変わらずの高クォリティでワクワクしながら読み終わりました。 品行方正な公爵の仮面が剥がれていくのがたまりません。

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元々大好きな原作だったのでこちらも即購入。作画もストーリー構成も丁寧で素晴らしいですね。

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試験的とはいえ海外ロマンスでない作品を月額コースにセレクトした方針が非常に不愉快です。 せめてロマンスでない作品のみのコースを販売(これも本当はロマンスブックカフェで展開が当然と思いますが)程度にするべきです。 まだ他社の原作付ロマンスコミックスをこちらで提携して提供等なら反発は少なかったでしょう。 このサイトにお金を払っている理由は海外ロマンスコミックが読めるからです。 それ以外の作品が今後増えるようなら、恐らく月額を買うことは無くなるでしょう。

傲慢系と思いきや真っ直ぐで繊細なヒーローと清く強いヒロイン。ストーリーは結構シンプルですが、画面の構成と人物の表情が素晴らしいので映画を1本観たような読後感でした。

話の展開的にどう納まるのかと思ったらきっちり大団円でしたね。橋本先生の描くキャラクターはみんな魅力的でいつも楽しく読めます。ヒーローの名前がジョナサン・ラーソンってミュージカルＲＥＮＴの作者と同名なんですね。個人的にはダサい時の彼の方がクラーク・ケントみたいで格好良かったですｗ