18才の男の子からプロポーズされたヒロイン。相手の自尊心を傷付けない様に苦心しているヒロインの様子がとても好感が持てます。修道女になる決心をしているヒロインは悲しい過去を背負っていました。そしてヒーローはそんなヒロインの内面を知れば知る程惹かれてしまう。楽しんで読めました。

地元紙の人生相談から話はスタートします。また その相談の返答が秀逸でした。続編の「はるかな願い」を先に読んでいましたが、通じるエピソードが散りばめられていて嬉しかったです。そしてヒロイン母のアドバイスも素敵でした。冷静沈着で哲学者のヒーローがヒロインにメロメロでニヤニヤしてしまった。楽しんで読めました。

ヒロインの生い立ちが辛すぎる。頑なだったヒロインの態度がヒーローのおかげで徐々に和らいで、それと共に女性らしい外見に変わっていくのを微笑ましく思いました。でも終盤のアクシデントと和解がかけ足気味で、もっとじっくり描いて欲しかったです。

冒頭から切なさで満たされていました。そして読み始めてからはヒーローの苦悩を思うと涙が溢れました。誠実なヒーローはヒロインと真摯に向き合い、愛を育んできたはずなのに。ヒーロー本人にどうしようもない事柄でこんなにも苦しまなくてはならないなんて。ラストは私の予想を遥かに越える内容で感動しました。とても良かったです。

一目惚れとか一夜のあやまちとかではなく、時にはこんな穏やかな話が読みたくなります。3ヶ月仕事を一緒にしていたボスと秘書なのに、互いに恋愛対象としては眼中に無かったなんて。情熱だけでない大人らしい対応も好感が持てます。余談ですがヒーローのストッキングフェチ(？)をヒロインの友達が見抜く鋭さが笑える。楽しめました。

年下の男性から熱烈にアプローチされて恋に落ちる。それだけの小説だと思っていました。読後、自然に涙がこぼれて切なくて少しやりきれない思いでした。ヒロインがふと口にした詩が大きな意味を持って物語を締めくくりました。運が良ければ ああそんな。とても良かったです。

本当にジェシカ・スティールさんの描くヒロインは素直で愛らしくて素敵です。多分最初の出会いからヒーローもヒロインも互いに惹かれ合っていたのでしょうが、そんな事はおくびにも出さずツレナイ素振り。それがまた微笑ましくていいなあ。読み終えてニヤニヤしてしまった。楽しめました。

日記を読んだ読まないのやり取りでヒロインの起こしたアクションには嫌悪感をおぼえました。後半はヒーローとヒロインが互いに良い影響を与え合い素敵なお話でした。でも最初に持ったヒロインの印象で楽しめなかったです。

文字通り生と死の職場で真摯に患者に向き合う人達に感動します。医療について知識の無い私にも手術シーンの緊迫感がよく伝わりました。ロマンスの点ではヒーローの態度に不満が募りました。でもヒーローもヒロインも苦しく切ない過去を乗り越え前を向いて歩いていることに尊敬しました。この話の続編が「雨の夜の記憶」なのでしょうか。

流石です。話に引き込まれてしまいました。ヒロインはマスコミやパパラッチから奔放で遊び好きのレッテルを貼られたセレブです。でも本当の彼女は違う。そして戦う事を恐れない女性です。とても面白かったのですが、一つだけヒロインとヒーローの結婚式が不満です。

コミック既読で大好きな作品です。ストーリーは知っているのに小説を読んでいてヒロインの健気さに涙ぐんでしまいました。登場人物が皆 優しい人達ばかりで読後爽やか満たされた気持ちになりました。

題名から中東のオアシスをイメージしましたが、オーストラリアの干魃地帯の牧場が舞台です。子供時代に家族の愛情に恵まれず、孤独に過ごしたヒーローとヒロイン。困難に遭遇しても立ち向かう姿勢とユーモアを忘れない心の広さを持つ二人は強く惹かれていきます。ラストは外野がガヤガヤと囃し立て、まるでコントの様で笑えました。楽しめました。

軽快な語り口でオシャレなキャリアウーマンの都会的な恋愛。海外テレビの連ドラになりそう。小説で読むには掘り下げがもっと欲しかったです。

色々と問題のあるストーリーだと思う。赤ちゃんの為にと言えば免罪符の様に許されるなんておかしいわ。それにヒロインは赤ちゃんの為にと言いながら、結局赤ちゃんと離れたくない自分の為だと思うな。

嵐の中、死の危険に直面したヒロインとヒーローは吊り橋効果からかベッドを共にしてしまう。とてもドラマチックな始まりです。ヒロインはカッとなりやすい性格の様ですが人物像が今一つつかみきれませんでした。ヒーローの強引さも好感が持てなかったです。

途中までヒロインがヒーローに対しオドオドと自信無さげな態度ばかりなのが気になりました。その後はヒロインの息子を交えた関係が微笑ましくて私までハッピーな気持ちになりました。先が読めてしまうストーリーですが話の進め方がいいのか楽しめました。

ヒロインとヒーローのヒリヒリする緊張感。そして天候迄もが緊迫感を増しました。終盤が残念ながら私には物足りなかったですが、全体的に面白かったです。

億万長者のヒーローが逆恨みからヒロインへ復讐を企てるストーリーです。スペイン人のヒーローは気性が激しく、ビジネスマンとは思えない程思い込みや先入観で物事を判断します。二人の決裂や和解もちぐはぐな感じで私には良く理解出来ませんでした。ヒロインもなぜこの場所でその話を持ち出すのかという場面が多く、全く理解出来なかった。楽しめなかったです。

ヒーローもヒロインも素敵で楽しめたんですが、出会いのきっかけが私には難有りという感じでした。ヒロインの決めつけと押し掛け居座りが好みでは無かったです。マスコミも知らない自宅をどうやって突き止めたのかも疑問です。でも楽しめました。

ヒロインとヒーローの関わりの時系列がごちゃごちゃして間違いがあるんではないかしら？間違いが無かったとしても少しスッキリさせるべきだと思います。終盤にヒーローの事を非難するヒロインですが、自分の事を非難されるかもと怯えていたくせに何様なのって感じ。誰にも真実を打ち明けないヒロインに苛ついてしまいました。

養子縁組を待つ子供達とのサマーキャンプであんな事をするなんて信じられない。スクールカウンセリングとして働いているヒロインが大勢の人に迷惑を掛ける事に気が付かなかったの？キャンプ後のヒーローについても信頼を疑いたくなる。そして二人に関係するのかしないのか、別の話題も解決せずにモヤモヤ。全く楽しめなかったです。

ストーリーは良かったと思います。でも感情に訴えるものに欠けるというか、切なさや歯痒い思いや熱情が余り私には感じられなかった。ヒーローとヒロインの思いが平坦な感じがしました。もっと揺れる様子を読みたかったです。

すごく素敵なお話でした。ヒーローの実父がハッキリ謝罪しない事や、ヒロインがヒーローを過去に拒絶したのを今さら言い訳する事や、ヒロインの母親の干渉が腹立たしかったです。でも清廉潔白な人ばかりでは無いから、それが人間らしいと言うか人情と言うか、心を揺さぶられました。ヒロインが思い出の品を大切にしている事もジーンと心に染みました。とても面白かったです。

小説前半はヒーローとヒロインの会話が楽しくてワクワクしました。しかし、二人の行動でヒロインが罪悪感にとらわれ始めます。後半はヒロインのやりきれない思いに同情しました。

立場上、周囲の人達にかしずかれ意のままに生活していたのに傲慢とは違うヒーローでした。穏やかに振る舞う様子から逆に人間味が感じられなかった。でも息子を理解する為にCDを購入したのは微笑ましかったです。シングルマザーとして強い女で自立していたはずのヒロインは泣いてばかり、少し苛ついてしまいました。

小説前半のヒーローとヒロインの口論に辟易しました。口論の内容で全くヒロインが魅力的に思えなかったのです。でも年齢差のある二人がビジネスでも私生活でも対等な立場に立つ為に必要不可欠だったのですね。しかし最初の印象の為に楽しんで読む事が出来ませんでした。

ヒーローは理性でヒロインは感情で意志決定をしていました。正反対な二人を赤ちゃんが引き合わせたのです。そしてヒーローはヒロインの父の事で悩み葛藤していました。読後爽やかで幸せな気分になりました。エピローグも良かったです。

ヒロインは妊娠した時に何も疑問に思わなかったの？自分の正義を主張していましたが言い訳にしか聞こえなかった。ヒロインの考えていることと行動が噛み合わない様に思えました。私には合わなかったみたいです。